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SF小説

2021/12/13 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

宇宙に対して興味がなく、
宇宙を舞台にした物語(だと思ってた)、SF小説はほとんど読んだことがなかったんです。

ですが先日、偶然『わたしたちが光の速さで進めないなら』という小説を読み、
すごく面白かったので、また他の著者の方のですが、一冊読み、
続けて数冊読んで(全部韓国の女性の作家さん)、ちょっとビックリです。

短編小説なんだけど、短編と思えないくらいの内容が一話一話にずっしり入っていて、
ものすごく面白かったです。

勘違いしていました。
SFは、宇宙大冒険というわけではなくて、時間がねじれたり、
未来を想定していたりすると、SF小説ってジャンルになるみたいです。(多分)

ということで、SF小説はすごく面白かったので、これからは読もうと思います。

ところで、外国の小説の日本語訳を読むと、方言や属性による言葉の表現方法が難しいのかなと思います。

英語の日本語訳だと、貴族っぽかったり、紳士淑女っぽい日本語、
下町の日本語、それぞれの表現方法に慣れてしまって違和感がないですが、
韓国の小説の日本語訳を読むと、言葉に違和感が・・・

日本語、しかも関西弁まで。
いや、そんなこと言うならシャーロックホームズだって変だ・・・。
と、少々の葛藤がありました。

なんとプサン(TOEIC的にはブーサン)の方言が、関西弁になっちゃってて。。
舞台がプサンなのか大阪なのか、
「言葉は便宜上関西弁だけど、ここは海に面した釜山なのだ!」と頭の中で意識的に場面を想像しなくちゃなりませんでした。
でも、確かに、癖の強い方言を使う第二の都市に来てる感を表現する方法、他にないかも。

単に慣れてないってことで、逆にどれだけ英語の日本語版になれてるかってことです。
シャーロックホームズの口から日本語が出ると、まさにロンドン!って感じます。
相当年月をかけ、英語の日本語訳には、すっかり慣れているということなのか。

SLC
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矢田っちとスタディ

2021/12/12 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

矢田弘巳講師が個人的に展開している高校英語のYouTubeチャンネル、
チャンネル名は「高校英語/矢田っちとスタディ」です。

「矢田スタって呼んでもらえるんちゃうかな!」って言ってました。
チャンネル名を考えた時。

今のところ、その縮約形には、誰も気がついてはくれません。

受験生からのメッセージは、「矢田先生、あのですね、どうのこうの・・・」と、
「矢田先生、」から始まることがほとんどです。

で、私は日々言い聞かせています。

この高校英語の活動を続けるんだ。
なんとかコインを買いたがっているのではない。
なんとかコインを買ってみたいプレゼンやっても、聞く耳は持たん。

60代にもなって(今まだ40代)投資で将来に備えるとか、
オレの講師としての人気がどうのこうのとか言ってる人を、誰が「先生」と呼ぶかね。

自分は次の世代に何を渡せるのか、それだけを考えろ。
60代70代になって「先生」と呼んでくれる人がいるかどうか、将来への備えはそれだけだ。

という経営会議みたいなのを、朝ごはん食べながらしゃべって、そして会社は持続する。

簡単です。
でも難しい。

「先生」と呼んでもらえるかどうか、50代ぐらいまでならギリギリ簡単かもしれない。
でも、それ以降はそんなに簡単じゃないと思う。

ま、とにかく高校英語の活動は、本人とっても楽しそうに活動していて、
受験生とのやりとりも一つの生き甲斐っぽいので、それが一番だねって感じです。

SLC
矢田

900点目標

2021/12/11 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

900点はスタート地点!です。
900点取った人は、結構そんなこと言ってますので、これ割と当たってると思います。
少なくとも、SLCの講座を活用して900点を突破された方は、
皆さま「スタート地点だ」とおっしゃっています。

ただ、「新たなスタート地点」ということです。
そこに至る500点、600点も、大事な人生の一部で、
300点が500点になったことは、生きた証!です。

経過も楽しいのです。
「そんなの後から考えればだよ」かもしれないし、
経過真っ最中の時はしんどいだけかもしれないんですが、
でも、よーく味わってみると、楽しいはずだと思います。

覚えた単語が試験に出た!ってだけでも、十分楽しいじゃないか。
「出た~!」と大げさに反応したら、反応した分記憶に残ります。
できるだけ経過も楽しみ、コツコツ前に進みましょう。

SLC
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お菓子を作る

2021/12/10 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

私は結構自分でお菓子を作るほうで、12月はフルーツケーキを作ります。
お菓子を作る人は分かってくれると思いますが、
何ヶ月前からかフルーツの洋酒漬けを準備して作る、年末の特別なケーキです。

が、たとえ数ヶ月かかったケーキであっても、一瞬で終わる。

TOEICの中で出てくるブルーベリーマフィンとかバナナマフィン、
ああいうのは別名をクイックブレッドとも言い、作るのも簡単で、
朝ごはんにパクっと食べてもらって、なんの問題もないお菓子ですが、
フルーツケーキが一瞬で終わると、「あああ、、、」と思い、
でも毎年作ります。

もしこれが商品であれば、何年も寝かせたお酒とか何時間も煮込んだ料理は、
高価格帯として価値を認めてもらえるんだろうけど、
自分で作ったら、消費されるときの価値がバナナケーキだろうが、フルーツケーキだろうが全く同じという、
なんとも悲しいこの現象は、作らない人には全然理解されないものです。

バナナケーキとフルーツケーキは、どっちも果物だけど、全然違うんだ。
バナナケーキも美味しいけどね。

でもフルーツケーキを毎年作る。

時間をかけるというのは、意味あるか?

何の意味があるか分からないけど、きっと意味があります!

英語も時間がかかりますが、未来にストレスフリーの完璧な通訳ロボットが開発されても、
間違いなく人間は、時間をかけて語学を勉強し続けると思います。

時間をかけること自体に意味あるし、他人より時間がかかったのなら、
その分の価値が、消費だけする人には分からんかもしれないけど、
自ら時間をかけた自分にはしっかり分かる、素晴らしい価値がきっとあるんだと思います。

SLC
矢田

飽きてからの、もう一周。

2021/12/09 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

どれだけ反復すればよいか問題、ですが、
3回だよ、いや10回だよという説に、そんなに根拠はなさそうに思います。
自分の経験と、なんとなく感覚的なことで、言ってそう。

私の感覚的な感じを言うと、持ってる書籍全部そうするのは無理ですが、
一冊、二冊、「これは死ぬほどやった」と言えるぐらいやり切った後、
単語とか語順の感覚が身体に入ったような気がしました。

メリハリが大事で、全部やるのは無理です。

ちなみに私が死ぬほどやった書籍は、
『どんどん話すための瞬間英作文』(一番ベーシックなやつ一冊)
『キクタン英検一級』
の二冊ぐらいです。

二冊ですが、死ぬほどやりました。
死ぬほどっていうのは、3回ちゃいますよ。
1000回ぐらいです。1000回やると身体に入ります。
あとの書籍はやりっぱなしです。
ちなみに、やりっぱなしというのは、半分もやってないのから、1回だけ、
もしくは2回か3回程度反復というのも入っています。

反復するために大事なことは、とにかくメリハリです。
当然全部はできないですから、強弱を思い切ってつけ、
これと決めた目の前の素材を、反復して身体に入れてしまいます。

文法、語法、語順、単語の基盤となるような、基礎的なのを一冊、
どこに何が書いてあるか目に浮かぶくらい、反復します。

この威力は、数年後にまだ覚えているというところにあります。
有難い、まだ覚えてる、と後々自分に感謝します。

SLC
矢田

口すっぱいけど、受動態。

2021/12/08 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

The study show なんとかかんとか、を
「研究が示されている」と訳して、
She was asked なんとかかんとか、を
「彼女は聞いた」と訳してしまう現象。

単語だけを見るのではなく、文法を見ましょう。
何のための文法なのか、もっともっと、文法を尊重しましょう。

「怒った」のか「怒られた」のかでは、えらい話が違うじゃないか。
真逆じゃないか。

真逆にすると、当然ですが、パート7で真逆の選択肢を選んでいます。

いや、そんなはずはないと思うかもしれないけど、
この現象は800点台でも起こります。
900点台に乗ると、止まります。

それほど、意外と「態」って操るのが難しいのです。

大体読めたはずなのに、どうしてスコアが伸びないの?

問題冊子と解答をもらえないから気が付かないけど、
実は読めてないってことなんだ。

人は単語だけじゃ、複雑な内容を伝えられない。
だから文法があるんだ。

そういう言語の仕組みを尊重する気持ちを持って、
意識して正確に処理するようにしたら、段々と正確になってきます。
逆にしないためには、努力あるのみ。
こういうのも訓練です。訓練で正確になっていきます。

SLC
矢田

試験官との戦い

2021/12/07 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

TOEIC受験生と試験官の関係は、微妙です。

心が通じ合っていないような。

すっかり他人事なんだろうけど、注意事項を読む時棒読みで心がこもっていないし、
配布や回収が下手で時間がかかったり、相当待たされたり、
イライラすることも、ちょくちょくあります。

先日は、「パート1の写真を一生懸命見て聞いている時に、
顔と写真の間に、鼻までマスクをするように書かれた紙をサッと差し込まれて、
写真問題2問できませんでした」というお話を伺いました。

試験中、受験生は息が苦しいのです。
つい、ずれるのです。

また、たまには、とても受験生思いの試験官がいます。
「頑張ってくださいね」「緊張しないで」と声をかけてくれる熱い人です。

でもこれもまた、精神的に落ち着かない。

じゃあどんな試験官が理想なのかと考えると、
「試験監督のプロに徹した人」というイメージが浮かびます。

淡々と業務をこなし、開始や終了時の作業がつつがなく執り行われるよう、
会場全体に気を配り、かつ受験生の気が散らないよう存在感を消す。

そんなプロがいたら、とても気持ちよく受験できそうです。

でも、いない。

育成する気もないでしょうな。
誰でも出来る仕事って思ってそう。
その思ってそうなのが、伝わるんだ。

とかなんとか、試験官について思うことがあったり、
値上げに文句あったりしますが、
文句言っても聞いてもらえない感すら、試験の悔しさと融合して、
とにかく悔しくてやめられない。

TOEICから抜けられなくなったハイスコア受験生(趣味)の存在に気が付いてか、
公式難問題集も出すし、TOEICは強いです。

そして公式難問題集に付属のCDは、CDプレーヤーで再生できない。
「このCDはCDプレーヤーでは再生できません。パソコンで再生してください。」
との注意書き。
でも君はCDだろ?
もうTOEICよ、教室で使うので出来ればCDプレーヤーで再生できるCDであってほしいんだ!!

SLC
矢田

年末

2021/12/06 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

今年も無事に年が越せそうで、お客様のおかげです。
いつも支えていただき、応援のお言葉をいただき、本当に感謝しています。

小さな商売でコロナを生き残っているところは、どこも、例外なく、お客様に恵まれています。
小さな事業主はみんな言っています。
「常連さんがいたかどうか。それが全て。」と。

来月になると、SLCは丸8年です。

色々あって、偶然の積み重ねで、今の姿になりました。

小さな商売というのは、偶然の積み重ねが面白いのであって、
どっかのすごいコンサルが企画した的な事業とか、
リクルート的な会社が立ち上げた感のあるサービスなんて、味がなくてつまらんと、私は思うのです。

自分達をあのトップアイドルグループ、BTSと重ねるなんてとんでもないことですが、
よく、つい、重ねてしまうという、とんでもない妄想をしています。

小さくて弱かったからこその味、
大手事務所ではなく、弱小事務所に地方出身者があつまり、アイドルグループを作るつもりではなかったけど、
商業的にやっていくために、試行錯誤の方針転換で、結果たまたま今の形になっているというのが、
生き残るために変わり続けたからこそ滲み出る「味」になっていると、私は解釈しているのです。

会社をやっていると、初期メンバーが、「最初はそんなこと言ってなかった」とか、
「話が違う」とか、言い出すことって、会社やってみてあるあるの出来事であります。
なんてつまんない台詞だ。BTSを見習おう。方針転換に食らいついたからこその今じゃないか。

お客様に受け入れてもらえるかどうか、つまりは商売として維持できるかどうか、
世の中に必要とされるか、生き残らせてもらえるかどうかが大事。

売れもしない商品を抱えて自分の思いを貫くというのは、大体が、単に楽したいだけとか、
カッコつけたいだけとか、変化するのがめんどくさいだけとか、ワガママなだけです。

この街の中に、このビルの中に存在させてもらえるように、日々調整して、
そして偶然こうなったというのが、それが弱小な会社だからこそ出せる味で、
それは決して大手には出せない味で、そこが大手さんは気の毒だなあとか、思うほどです。

とにかく小さな商売は面白くて、こんなことができて、毎日楽しい一年でした。

来年もちょっとずつ形が変わって、もっと面白くなりたいなという目標です。

SLC
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渋谷のケーキ

2021/12/05 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

先日「今日はヒカリエを応援に行こう」と、行ってみました。
渋谷の駅ビルも、応援しなくちゃと思うほど、人がいないのです。

ところが、ところが、ケーキの店には大行列でした。

そういえばですが、近所のおばさん達が愚痴ってました。
「ケーキ屋にだけ人が戻ってきて、食べられない」と。(ええことじゃないか)

確かにケーキ屋にだけ、人が大勢並んでいました。(ほぼ女性)

20代30代の女性のグループが多く、この世には若い女性しかいないのではないか?と思ってしまうくらいのヒカリエでした。

で、我々が何を食べたかというと、やっぱりケーキです。
矢田弘巳さんは甘いものが大好きなので、女子の中に一人おっさんも平気です。
どれだけ好きかというと、ホールケーキ一個、羊羹一本を「オレの分」と勘違いするぐらいです。

遠い昔、「スライスしたのが一人分なんだよ」と教えてあげた記憶があります。

で、女子会がいっぱいの件ですが、女性は話してなんぼですから、また女子会ができるようになって良かったなと思います。

でまた、話は変わりますが、渋谷のケーキは高価格化しています。
1ピース平気で2,000円ぐらいというふざけた価格、
いや、もちろん、素晴らしいケーキで付加価値は理解しました。

で、家に帰ると、テレビでは「日本の物価水準が上がらない」と。

でもケーキは高い。
TOEIC受験料も、上がってしまいました。

物価といっても、複雑です。価格上昇のニュースも流れているし、どっちやねん。

嬉しいことに、TOEIC平均スコアはゆっくりですが、以前と比べると上がっているようです。
それはとってもいいことです。
でも、大学全入時代だからってのもあるかもしれませんが、一部の難関大を除き、大学生の英語力が壊滅的のようです。
中3レベルだ、中2だ、中1だと言われ、おそらく来年再来年には、
小6だ、になるんじゃないだろうか。

大学に教えに行ってる英語の先生達の悩みを聞いていると、
「どうすればこの子たちに分かるように説明できるだろうか」
「文法用語を使わず、どうやって授業をしようか」
とか、聞くんだけど、私の意見は以下。

大学生よ、自分達にわかる言語レベルに落としてもらう、そういうお客様姿勢はやめよう。
わからないのは自分側に問題があるんじゃないかと思ってみよう。
わからない対象とのギャップは、自らが命がけの飛躍をすることで埋めよう。
と、思います。

また、中学以前の問題として、小学校の国語力がないのをなんとかしないと。
主語と述語が分からない。文章、文、節が分からない。品詞が分からない。

そしてそのまま、留学してみたりして、意味がない。
グローバル教育とか言うてる場合じゃないし、なんとか国際学部とか作ってる場合じゃないし、
なんとかグローバル学科とかも作ってる場合じゃない。

問題は根っこに対応しないと意味がない。根っこは小学校の国語に違いない!と私は当たりをつけています。

大学では自分に分かる言語で話してほしくて、社会に出たら自分にできる作業を与えてほしかったら、
そんなんだったら日本の給与は上がりませんよ。

渋谷のケーキにも付加価値がついている。
人間は生きているだけで価値があるので付加価値がどうのこうのなんて言うことは出来ないけど、
問題の根っこをつかんで考える頭と、わからないこととのギャップを自ら埋める力を作って、
そして付加価値を生み出し、利益を生み出し、みんなで給与水準を上げるよう頑張ろうよ、って思います。

SLC
矢田

パート5の答がパート7にあった。

2021/12/04 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

いつもご参加いただいている方から、
「ブログにあったとおり、パート5の答をパート7でみつけました」
とご報告をいただきました。

ありますよね!

パート7を読んでいる時にも、さっき解いた文法問題が頭に残ってるって、
英語力がとってもいい感じのはずだと思います。

たとえばリスニングで、音はどんどん流れていくんだけど、頭の中にはじわ~っと、
ゆっくり消えていく飛行機雲みたいに、情報が残っていて、
じんわり残っている情報をつなぎ合わせ、最後に文の構成とか、文章の構成が見えた、
となると、非常に良い感じです。

実力がおぼつかない時は、目の前のことしか処理できなくて、
目の前の一音、一単語で必死なのですが、段々と、全体をゆっくり、
どんなに早口で話されても、どんなに速読を迫られても、
ゆっくりじんわり頭に残し、最後に全体像をがつっと捉えられるようになります。

そんな感じになるまで、目の前のことで必死過ぎるときは辛いけど、
必死の辛さを乗り越えて、頑張っていきましょう。

目の前のことだけで正誤を判断すると、間違えてしまいます。
前の記憶と先の予想、そして繋ぐ、時間軸が大事です。


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