すごいは言わない
2023/03/23 - BLOG
SLCの矢田真生子です。
大谷選手の「今日だけは憧れるのをやめましょう」
というお声がけがニュースで何度も流れます。
これはとても当たり前の心がけで、初めて大谷選手が言った、
人類初の名言ってわけではないので、
ニュースはちょっと大げさでしつこいじゃないか!って思うのですが、
とても大切な心掛けだなあと、改めて思った次第です。
改めて思う機会にはなりますが、
「初めてそんなこと聞いた」って反応は、ちょっとおかしいですわ。
そういえば私が通っていた伊藤塾(法律資格の予備校)の先生にも、
日々口をすっぱく、
「合格者を神格化しない。」
「完璧な合格者など、万全の合格者などいない。」
「合格者もただの人間だ。」
と言われていました。
先生方のおっしゃる通り、合格してみると「確かにただの人だ・・・」って思いました。
そして、私がいつも言っているように
「900点は当たり前」なのです。
いちいち「すごーい」って言ってはいけない。
「すごーい」って言ってるってことは、
自分の努力の及ばないこと、自分には関係ないことに分類しちゃってるってことです。
言われると、結構イライラするものなんです。
この「すごーい」はきりがなく、
「料理できるのすごーい」
「10分以上走れるのすごーい」
「パソコン使えるのすごーい」
「働けるのすごーい」
この手の人が出現してきてしまいます。
もうね、
「私すごいことやってるわけでもなんでもなく、やるっきゃねえからやってるだけですけど。」
「普通のことですけど。」
「ってか、やれ!」
って思っちゃうんですよ。
すごいすごいと言わず、同じ人間がやっていることなんだから、
「どうやってやってるのかなと」自分の頭で考えて、自分の身体でやってみる。
全てのことについてやってみるのは無理ですが、ある程度のことをやっていたら、
いちいちすごいすごいと言わなくなるし、
何もせずすごいすごいと言い続けていたら、全然すごくないものとすごいものがわけわからなくなり、
ビジネス系ユーチューバーのオンラインサロンに入会してたり、
どっかの教祖様にお布施してたり、そんな災難に遭ってしまったりもするので、
とにかく「すごい」は言わず、
「TOEIC900点!何それ?すごくね?」なんて馬鹿みたいな発言せず、
英語が必要だったり興味あったりするなら、黙ってやることですよ。
ほんと、英語が必要ってなら、900点なんて当たり前ですからね。
で、テレビは大谷選手の発言に「すごいすごい」と言いすぎですね。
「確かにそうだよな。我々もそういう姿勢を忘れないようにしよう。」
で良いのではないかと思います。
SLC
矢田