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何か起こる前に

2023/04/02 - BLOG

SLCの矢田真生子です。

テレビをつけると毎日、異次元の少子化対策についてのニュースです。

declining birth rateですね。

こういうのって予防が大事で、減ってしまってから慌てても遅いのでは?

我々世代はロスジェネとか氷河期世代とか言われているんだけど、
私の記憶では、更には「自己責任世代」ですよ。

勝ち組とか負け組とかいう流行語が生まれ、
負けた人は自己責任、
海外の紛争地で活動していて人質になった人に対しても、
「自己責任」の大バッシング、
帰国してくる時には空港まで押しかけて大バッシング。

今と比較しても、なかなかにひどい社会じゃないか。
今だとネットリンチだろうけど、
なんとわざわざ空港に押しかけるんだし、
「自己責任じゃないよ」って言えない同調圧力もあった。

少子化なるに決まってる。

今も昔も、色々と生きづらい環境がありますが、
早め早めの対策とか、未来に起こることを予想したりとか、
そういうことをするためには、とにかく小説でございます。

先日村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んでいてなぜ少子化になっているのか
分かった気がしました。

全然少子化と関係ない話ですけど。
人間って、自己責任を刷り込まれてしっかり育つと次の世代を再生産しないんですよ。
自己責任って、めっちゃんこ危険だったんです。
今も危険な物質がふわふわ社会に浮かんでいると思うので、
自分をしっかり持って、生きなければならないと、小説を読むと思います。

SLC
矢田


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