試験に合わせよう
2023/02/02 - BLOG
SLCの矢田真生子です。
TOEICの勉強の挫折ポイントは、
単語本を買ったけど3ページほどで嫌になっってほったらかしにしてしまったり、
スマホで視聴できる講座を買ってみたけど、続かなかったり、
TOEICの問題を解こうとしたら、よくわからないから嫌になってしまったり、
大体こんな感じかなと、思います。
500点に満たない時期、TOEICの問題は、「これ今解いても意味ないんじゃないの?」って思うかもしれませんが、
TOEICは、全てのレベルの人のレベルを計測することができる試験、ということになっていますので、
初級レベルは初級レベルなりに、意味があるはず、です。
1つの試験で初級から上級まで対応できるなんて、そんなこと可能なの?と、
多少の疑問は生じますが、とにかくそういうことになっています。
で、英語の勉強の挫折ポイント、司法書士試験でも同じだったなと、思い出します。
まずはテキストを最後まで読めないとか、講義を全部消化できないとか、そういう挫折ポイントが待ち構えていて、
次に、過去問が解けない、これ今のレベルで解いて意味ある?って挫折ポイントです。
でもですね、今の自分がどんなにへなちょこであってもですね、試験の問題を解くしかないんですよ。
私も、最初に司法書士試験の模擬試験を受験した時、分からな過ぎて時間が余りました。
本来は、めちゃくちゃ時間が足りない試験のはずなのに。
でも、それでも解いて、分からないなりに解説を聞いていると、なんとかじわじわと、
壁を乗り越えていけるわけです。
大人なんだから、「無理なく上れる階段つけろ」ってのは、ダメです。
自分が無理して、求められるレベルに合わせる、その意気込みがないと、
全然ダメ。どうにもならない。
SLCを10年ほどやっていますが、
記憶にある中で、お一人だけ、お客様をお断りしたことがあります。
その方の要求が、「自分のレベルに合わせてほしい」でした。
一応、500点を超えていましたので、TOEICの問題が難し過ぎるということは、
絶対にないわけです。
ですが、「心が折れるから、問題を易しくしてほしい」とのことで、
そんなに試験問題に階段をつけてほしいなら、英検に変えたほうがいいと申し上げると、
「では、英検の対策をしてください」
英検の学校に行けばいいじゃないか。(心の声)
「気持ちが続かない、すぐに心が折れる」と言うので、
であればこういった講座ではなく、ライザップみたいなコーチのつくサービスじゃないと無理なんじゃないですか、
と申し上げると、
「私にはライザップ式が良いのであれば、それでお願いします」と言うので、
じゃあ、ライザップに行けばいいじゃなか。(心の声)
でもなぜか、他にあたる様子もなく、私に固執されましたので、
「あなた、うどん屋行ってラーメン出せって言ってるようなもんですよ。」
と、お断りしたことが、一度あります。
SLCのホームページに、「カスタマイズしません」って書いてるじゃないか!
うちは講義形式のスクールなんだから。
自分に合わせてほしい、合わせてほしい、って言ってる限り、成長しない。
成長には環境が大事だって言うではないか。
環境を自分のレベルに引きずりおろすんじゃなくて、自分が環境のレベルに、
無理矢理にでも上がるのが、試験勉強です。
500点に満たない時、問題見てもわけわかんないと思いますが、
それでも解くしかない。
みんなそうだったんだ。
やるっきゃないんだ。
私も、英語の問題はもちろんそうだし、
司法書士試験も予備校が問題易しく作り変えてくれるなんて一切なくて、
最初っから過去問ですよ。
わけわかんないけど、やりましたよ。
そうやって、人は成長するんだと、言いたいです。
TOEICの公式問題集のレベルに、自分が、なりましょう。
SLC
矢田