語学の試験は一番上を
2023/01/24 - BLOG
SLCの矢田真生子です。
英語の勉強を頑張り始めたきっかけは、
1つではなくて、色々なきっかけがあって、
「やるぞ!」となったわけですが、
その1つに勝間和代さんが確か言ってた
「英検なら一級、TOEICなら900点台、一番上じゃないと意味がない」
という言葉です。
「確かに」と思って、一番上を目指しました。
その他にも、日本語を勉強している外国人を見ていると、
ごちゃごちゃ言わずに一番上の日本語能力試験一級を取る人が、
結局正しくてよく分かる日本語を話すようになるので、
「試験で一番上を取るのが正解」と思ったわけです。
で、そんなこと言ってる私が長年だらだら勉強している韓国語、
最初に現地で会話から入ってしまったので、基礎ががたがたで、
ちゃんと書けないし、動詞や形容詞の活用が正確じゃないし、
「ちゃんとやるぞ」と思って、最近、基本的な単語の書き取りと、
基本的な動詞と形容詞の活用表の音読を、きっちりきっちり、
毎日習慣としてやり始めました。
で、自説に基づくと、
やるなら一級を目指さないといけないわけです。
昨日本屋に行って、過去問や教材を見たのですが、ない・・・。
一級用の本がない・・・。
2級もわずか・・・。
3級もあまりない・・・。
ほとんどが、入門テキストだったり、旅の指差し会話本だったり、
ハングルを書く練習帳だったり・・・。
これ、まずいですよ。
韓国の書店に行ったら、日本語能力試験一級の本がずらっと並んでますよ。
日本で語学って言ったら、
「趣味でしょ」「なんとなく会話でもできたら」
「旅先で注文できたらいいなと思って」
こういう態度が、経済にも影響してるんじゃなかろうか?
もちろん、経済の停滞は、まずは政府が悪い、と思いますが、
でも国民のこの勉強意欲はちょっと問題じゃないだろうか。
旅の指差し会話本で、お腹がふくれるのか?
趣味は単に自分のため。
そうじゃなくて、自分が頑張って獲得した知識や技術で誰かを助け、
そしてその対価をいただくスタート地点にでも立とうと思ったら、
どんな語学でも、まずは一番上、一級とか900点台とか、
その知識を得て、そしてやっと、始まりなんじゃないだろうか?
一番上を取るのが当たり前って文化にならないとなあと、思いました。
とにかく、ふわっと趣味でとか、優雅なこと言ってられる豊かな時代ではもうないので、
ふわふわせずに、ちゃんときっちり勉強して、
TOEICであれば、900点を取らなくちゃいけないと思います。
SLC
矢田