動画で学ぶ!TOEIC®TEST文法基礎
『動画で学ぶ!TOEIC®TEST文法基礎』の動画の内容を書き起こしたものです。各ページの書き起こしは以下をご覧ください。
動画で学ぶ英文法基礎(2)M
- ● 文型と関係のない要素
こんにちは。さて、2回目の動画ということで、文型にプラスαする形で情報を提示したいなと思います。
先程1回目の動画で、こちらの例文を使いました。
<例文>
- 第一文型:
- I could stand.「私は立つことができた。」
- 第二文型:
- She is beautiful.「彼女は美しい。」
- 第三文型:
- He bought a pen.「彼はペンを買った。」
第一文型:I could stand.「私は立つことができた。」
ということで、主語(S)と動詞(V)ですよね。SとVで成り立っている文章を我々は第一文型と呼んでいます。
そして第二文型:She is beautiful.「彼女は美しい。」
ということですが、動詞の前後がイコールの場合にはSVC、第二文型ということでした。
そして第三文型:He bought a pen.「彼はペンを買った。」
ということで、動詞の前後がノットイコールの場合にSVO、第三文型というように判断しました。
ただ実際にはこれほど短い文章というのはなかなか出てきません。
例えば、第一文型の右側にこういう言葉がついていることがよくあります。
→”on the table”
第一文型:I could stand on the table.
「私はテーブルの上に立つことができた。」という事ですが、 “on the table” をどう判断するかです。
この文章は主語(S)と動詞(V)で文型が完結しています。
文型が終了していると言ってもいいと思います。
第一文型で文型が完結している。こういった場合、完結した以降の右側をどう判断するかを解説していきます。
“on the table” の部分はもはや、文型とは関係のない部分、S/V/O/C以外の部分というように見てとれると思います。
さあ、我々はこれをどう言っているのか?ということですが、記号でMというように判断します。
ではMとは何か?ということですが、実は“modifier” の頭文字を取ってMと呼んでいます。
“modifier” を日本語で分かりやすく言うと修飾語です。
具体的にどういうものがあるのかというと、まず“on the table” の “on”に注目。
これは何詞か?ということですが、「前置詞」と言っているのを知っていますか。
“by”、“from”、“at”など、そういうものを前置詞と呼んでいます。そして前置詞の後ろはどうなっているかということですが、見てみると“the table” です。
これは「テーブル」という物の名前ですから、名詞と呼んでいます。そして、前置詞と名詞のかたまりを修飾語(M)と判断しています。
ですから、「修飾語(M)には、具体的にどんなものがあるか」と聞かれた場合には、「前置詞+名詞」と答えられるようにしましょう。これをセットで修飾語(M)と判断しています。
実はもうひとつあります。見ていただきたいのは、
第三文型:He bought a pen.「彼はペンを買った。」これに言葉を足してみたいと思います。
→”yesterday”
第三文型:He bought a pen yesterday.「彼は昨日ペンを買った。」
第三文型:He bought a pen yesterday.
「彼は昨日ペンを買った。」ということですが、“He bought a pen” のところで文型は終わっており、その右側は文型とは関係のない部分ですので、“yesterday” は記号でいうとMということです。
では先程の「前置詞+名詞」と同じように、品詞は何なのかということを考えたいと思います。
訳すと「昨日」ですね。日本語の感覚でいうと名詞のような感じがするかもしれませんが、英語の世界では時間に関する表現、例えば「今」を表す “now” もそうですが、副詞と判断しています。
ですから、先程の前置詞+名詞、そして副詞、これらを修飾語(M)と考えましょう。
ちなみに、文型とは関係ありませんし、補足的な情報ですから、文章を読む時には括弧()でくくると文章構造が分かりやすくなって読みやすくなります。
今回押さえていただきたいのは、S/V/O/C以外の部分をMと判断するという点と、具体的には「前置詞+名詞」と「副詞」を修飾語(M)というように呼んでいるという点です。
☆文型とは関係がない部分 ・S/V/O/C以外の部分
- (1)M(≒modifier/修飾語)と呼ぶ
- (2)前置詞+名詞や副詞を見たらMと判断
- (3)( )でくくると読みやすい
参考になさってください。
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