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プロ意識、SLCのありたい姿

2016/07/21 - BLOG

SLCの矢田です。

私は元々日本語教師として10年以上やってきたのですが、
日本語教師は経済的に不安定な職業として有名です。

実際、片手間の趣味としてやっている人が多く、
最近特に、若い人はなかなか足を踏み入れてくれない業界です。

で、国が悪いとか、業界が悪いとか、学校が悪いとか、
他人のせいにするのは簡単なのですが、
実は、ご本人が悪いってこともあると私は感じるのです。

卵が先か、鶏が先かのような話になってしまいますが、
自立できるお給料がもらえないから、
いつまでもバイト感覚なのか、
バイト感覚だから、自立できるお給料がもらえないのか。

そして、日本語教師に限ったことではなく、
割とこの語学学校という業界にはバイト感覚の人がいます。

小さい組織だから、そこまで人を育てられない、
人の入れ替わりも激しいから、教育してられない、
活躍する人は、結局他の業界でも活躍していた人・・・。

「自分のせいじゃない、誰かがなんとかすべきだ」
とかたくなに思い込み、何も行動しない人を救うことは絶対に無理です。
自ら前進する力がなければ、外部からどんなに力を貸したって、
その力は全部流れてどこかへ行ってしまいます。

ですので、私たちがプロ意識を持ち、
他の業界と同じレベルで仕事をしなければ
他の業界と同じレベルで安定することは絶対に無理です。

口先では何とでも言えるけど、日々の行動というのがどれだけ大事か、
仕事にも勉強にも、全てに言えることです。
私たち講師が、日々社会人として当たり前の行動ができていなければ、
生徒さんに何も指導的なことを言う資格はありません。

そこで、日々ちゃんと行動するため、
SLCでは今年「私たちのありたい姿」を
10項目を定め、事務スペースに掲示しました。

まあ、実際のところ、この定めの作成に関わった人間は、
ある程度できていそうで、それが今のSLCメインメンバーではあるのですが、
そうは言っても慢心してはいけなく、
働く上でのルール、マナー、マインドはとても大切なので、
色々あった問題点を反省材料に、自分はできているなんて思わず、
しっかり毎日向き合います。

会社勤めをしていた時は、
そういう掲示に「そんな当たり前のこと分かってるよ」と
疎ましくも感じていたのですが、
当たり前のルールに毎日触れるって、ものすごく大事なことなんだと、
今は分かります。
自分達で定めると、「なんて良い事を言っているんだろう!」
と自画自賛、毎日見ても飽きません。

このSLCの「ありたい姿」
まずは今、これを定めたからには、プロ意識のある組織として
自覚を持って、成長してまいりたいと思います。

組織作りって、努力と運とセンスの組み合わせで
思った以上の成果が出たり、
忍耐しかない時期もあったり、
でもビジョンがある限り絶対に前進する、
本当に面白いです。

SLC
矢田

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