大人の英語学習に4技能やってる時間はない。
2018/09/14 - BLOG
SLCの矢田真生子です。
以前にYouTubeに、「ランチェスターの弱者の戦略」の動画をUPしたのですが、
「ランチェスターって何ですか?」って聞かれたりしております。
やっぱり、そうですよね。。。
実は、商売人には有名な話なんです。
ザクっと説明すると、
何もかもが強い、総合力のある大企業には、私達自営業者は当然負けます。
そこで、会社を存続させるためには、「大企業カッコいいな~」と、
真似をするのではなく、
一点でいいから、勝てる場所を探して、そこで誰よりも頑張って、
まずは小さな世界で勝ちなさい、という教えです。
この作戦を知った時、大人からの英語学習もそうだよねって思いました。
小さい頃から英語環境にいた人には、どんなに頑張っても、一生総合力では負けます。
それはもう、しょうがないんです。
総合力で勝とうなんて、所詮無理なことを、最初から目指さないことです。
900点取ってもしゃべれないじゃないか!と言われるけど、いいんですよ。
限定されたビジネス環境においてのみ、まずは勝てれば。
TOEICには、子供は一人も出てこないし、家族の会話もないし、恋愛の話もない。
登場するのは、かなり真面目な、献身的な社会人ばっかりです。
私達は、別に愛だの恋だのを、英語で話す必要はありません。
それよりも、納期はどうなんだ、この機械の点検はどうなっているんだ、
追加の要員はどうするんだ、お客様の声はどう処理するんだ、新製品の発売は間に合うのか、
そっちのほうが、大事なんです。
TOEICでハイスコアが取れれば、
意外なことに、限定されたビジネス環境においては、
かつてペラペラと話せているように見えたあの人よりも、
自分のほうが、「話通じるね」と、頼りにされるようになります。
ハイスコアを取ったって、
確かに、映画もドラマもさっぱり分からないですが・・・。
いいんです。そこから何かが始まります。
ですので、まずは総合力を気にせず、TOEICにエネルギーを注ぎましょう。
「聴く力」と「読む力」だけで、とりあえずは大丈夫。
穴は小さければ小さいほどいいから、深く掘る!
そうすると、勝手に広がります。
力を持っていない者が、物事を打破するための方法です。
大人になってから英語に苦しんでいる時点で、英語に関しては、
「自分は力を持っていない」と、悔しいけど認識するのも大事です。
負けてるから、スタートが違うから、やり方が同じじゃいけない。
ゴール設定が同じじゃいけないんです。
そこを間違って同じに設定するから、永遠にビギナーだったり、
何年やっても何も変わらないということになるんです。
ゴール設定は、4技能のバランスじゃなくて、全然問題ない。
むしろ、バランス崩していいし、そうでもしないと、
一生何も変わらないままで終わっちゃうと思います。
変えるためには、どこか一点でいいので、力を爆発させましょう!
まんべんなく、全てに半端な力を注いでいても、万年ビギナーです。
一点の風穴が、レベルを変えるためには必要です。
TOEIC900点という風穴が開くと、風はビュービュー吹き込み、
どんどん世界が広がりますので、是非、あれこれ力を分散させず、
スコアアップに励みましょう!!
小さいお子様は、色々な科目、英語に関しては4技能をバランスよくやってくださいね。
これは、大人の方に向けての意見です。
SLC
矢田