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日本語を介していいじゃないか

2016/11/14 - BLOG

SLCの矢田です。

「英語を英語のままで」とか
「ネイティブの」とか
「生きたコミュニケーション」とか
そういう文句が、全然好きになれません。

ネイティブが偉いわけじゃないですしね。
コミュニケーションに生きているも死んでいるもないし。
コミュニケーションは日本人同士だって
そうでない場合だって、常に我々の課題で
日々切磋琢磨しなくちゃいけないことに変わりはないし。

TOEICのスコアが上がる方の
上がる前の兆候として
「和訳が上手になった」という感触を
感じることがあります。

日本語を介して理解するのが上手くなった。
つまり、それは
日本語と英語の違いが体得でき
日本語と異なる構成を
どうすれば日本語を介して
自分に理解できる言語にするのか
しかも、英文の構成と意味を崩さずに
それをやることができるようになったということ。

「TOEICは、ほぼ中学文法でOK」とはいっても
中学文法を高校レベルの視点から見てないと
上手な和訳はできないと思います。

高校生はすごいんです。
よくあんなに複数の科目を、詳しく、勉強するなあ。

大人になると、軽くさらっとでなんとかしようとする傾向も出てきますが、
ねっとり、じっくり考えてみる機会も、たまに持っていただきたいです。

いまいちピンと入ってこない文章に関しては
訳出の練習もしてみてもいいと思います。

意味が通じればOKではなく
意味が通じることはもちろん
目的語は目的語のまま
目的語が主語になっちゃわないよう
構成をそのまま、崩さないように
しかも、あまり返り訳にならないよう
前から前から声に出して言ってみることができると
いいのですが。
なかなか、そうはいかないので、
頑張りましょう。

SLC
矢田

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