用語は大事。
2018/12/08 - BLOG
SLCの矢田真生子です。
「難しい文法用語は不要」という意見を、ごくたまに聞きますが、
英語に限らず「用語」って、本当に助かる、便利な、スーパーツールです。
用語があるから、多くの情報や、曖昧なイメージや、味や雰囲気だって、
記憶することができます。
概念を一言でスパッと言えるから、人類は発展したんじゃないでしょうか。
たとえ言語が違っても、同じ概念を共有しているのは、とっても便利です。
たとえば、以前に働いていた、日本語教育の現場だと、
世界中の人が、学校教育で、自国の言葉を勉強してくれているので、
日本で色々な国の人が混ざって授業をしている日本語学校でも、授業が成り立ちます。
別に、日本語の「形容詞」って言葉を知らなくたって、
その概念があるってことが、
「ああ、言葉違っても概念は通じるよね」となり、
「それは日本語でこう言うんですよ」と、
話は展開していけ、「人類みな一緒だね」と思ったものです。
文法用語不要とか言ってたら、人類レベルを放棄するようなもんです。
人間なんだから、それくらいのことは、分かって、使えないと。
SLC
矢田