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読めると思えた日

2017/08/29 - BLOG

先日、ある方が構文セミナー終了時に、
「初めて読むの楽しいと思いました。」
と、おっしゃってくださいました。

その時、ふと数十年前の記憶がよみがえりました。

高校三年生になる直前時期の、
これから受験だという時期、
駿台神戸校の春期講習に参加しました。

その時の英語の先生、
名前も顔も全く覚えていませんが、
今考えると恩人です。

それまで英語の勉強の仕方なんて全く知らず、
文法も構文も何も分かっていませんでしたが、
講習3日間で、こうやっていけばいいんだなと、
つかむことができました。

長い文章にも、主語と動詞があり、
接続詞や関係詞でもない限り、動詞は一個のはずで、
長い副詞や形容詞があることを、
その時に初めて知りました。

それが分かると、コツコツと読む練習をする気に、
やっとなりました。

とはいえ、受験が終わったら英語の勉強はやめるつもりで、
予定通り、大学生時代は英語をサボり、
社会人になっても、しばらくサボり、

それでもある日突然「やろう!」と思えたのは、
あの先生が基礎を作ってくれていたからです。

そして、ずっと記憶の片隅に、その春期講習のことが残っています。

あの春期講習は、突然古文も分かり、突然英語の構文も分かり、
きっとたまたま駿台のいい先生に当たったのだと思うのですが、
人生初の「あ、分かった」という瞬間でした。

そんな瞬間を作れるSLCになれたら最高です。
なりたい、猛烈になりたいです。

私一人ではできないことでも、
SLCという存在を育てて、
分からなかったことが分かったり、
できなかったことができたり、する
存在、場所、きっかけを、
メンバーでどうにか、作っていきたいです。

SLC
矢田

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