Mを見たらカッコでくくろう。
2016/12/06 - BLOG
SLCの矢田です。
先週はレギュラーコースの開講週でした。
どのレベルのクラスでも、文法事項は「文型と品詞」です。
文法セミナーに参加いただいた方も多く
Mが通じると、講師はとっても楽チンです。
セミナー有難いなあ。
でも、レギュラーコース内でも
山口講師と私は、文法の弘巳講師の真似をして
「あ、前置詞プラス名詞だ」「Mだね」「文型終了だな~、あとはMだなあ」
を私達なりにお伝えしています。
Mをどんなに見つめても、答は分からない。
Mを見ないでくれ~。
カッコでくくってくれ~。
心の中で願いながら、文法問題を解いていただいていますが、
つい、やっぱりMを見られますね。
あ、Mから訳しはじめてしまった。。。
あ、そこじゃないよ~。訳しても答は分からないよ~。
心の中で念じても、そう簡単にはいかないのです。
こうなったら、M見ない活動を始めたい。
山口講師と話しました。
私達が文法問題を解くとき、頭の中でどう処理をしているのか。
頭の中で何が起こっているのか。
やっぱり、結論は、絶対にMを見ない。
私達は瞬間的にSを探しているという感覚なのですが
Mを見ないことが、意識せずとも習慣になっているから
Sにまず目が行くんではないだろうか。
問題を解く時に、私達の頭の中で起こっている動きが
生徒さんの頭の中でも起こるように
お伝えしていかなければならない。
私達は一度お伝えしたら、ついつい伝わった気でいるけれど
決してそんなことはなく
何度も何度も、お伝えしなければならない。
文法セミナーで、一日中
「何を~、あ、他動詞だなあ」「あ、Mだな」
「他動詞の後ろに名詞がなかったら受動態にしよう」
「動詞の数を数えよう」
同じ台詞を一日中繰り返しています。
「朝からずっと自動詞他動詞を言われ続けて、
夕方やっと意識し出した」
というお声をいただき、
しつこさがどれだけ大事かを、学ぶことができました。
「しつこさ」、「何度も」
これをSLCの仕組みにすることも今後の課題です。
ここでもしつこく伝えさせてください。
意識をして、Mをカッコでくくる。
やはり、これはやっていただきたいのです。
SLC
矢田